社会福祉法人 山口県社会福祉協議会[山口県生涯]
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福祉の現場ルポ-はつらつ人生35号

住民同士で支えあい・助け合い。
豊浦町有償在宅福祉サービス事業はあとサービス
豊浦町社会福祉協議会

  豊浦町社会福祉協議会では、お年寄りや障害者の方たちの日常の家事や介護の負担を少しでも和らげるため、地域の人たちの援助を低額で利用できるようにした、有償の在宅福祉サービスを平成7年から行っています。 サービスは口コミで広がり、利用会員・協力会員ともに年々増加しています。豊浦町でなぜニーズが増えているのか、なぜ会員が増えているのか。好評の背景を、ご紹介します。
  夏の庭に、剪定鋏のリズミカルな音が響きます。さわやかな風が庭から家の中へと吹き込んで、
「きれいになって気持ちがいいわ」
  縁側に座った女性が、うれしそうに顔をほころばせます。
  その日、その女性のお宅には、豊浦町有償在宅福祉サービス事業「はあとサービス」の3人の協力会員が、庭木の剪定と草取りに来ていました。
  有償在宅福祉サービスとは、お年寄りや障害者、母子・父子家庭などの方たちが、日常の家事や介護などで困っているときに、その負担を少しでも和らげるた めに、地域の人たちの援助を低額で利用できるようにしたサービス。つまり、ボランティアによる有償の在宅福祉サービスです。
  豊浦町で、はあとサービスが始まったのは平成7年のことでした。
「近所で困っている方がいたら住民同士で助け合おう、支え合おう。その支え合いの機会を作ろうということが、このサービスが生まれた意義なんです。 ただ、無償だと、利用する方に申し訳ないという気持ちが生まれたり、提供する方にも無償のボランティアなんだからといった甘えが時に生じたりします。そこで互いに対等な関係を築くために『有償』という形が生まれたわけなんです」
  有償在宅福祉サービスの意義と生まれた背景について、豊浦町社会福祉協議会事務局次長の沖本慎一郎さんはそう語ります。
取材メモ / 豊浦町有償在宅福祉サービス事業「はあとサービス」

有償在宅福祉サービスは会員制。サービスを利用する「利用会員」、サービスを提供する「協力会員」、趣旨に賛同する「賛助会員」によって成り立っています。 なお、県内で有償在宅福祉サービス事業を運営している社会福祉協議会は35箇所で、内容や料金等はそれぞれ異なります(平成13年8月調べ)。
●屋外サービス
草取り・草刈り、庭木の剪定、家屋等の簡単な修理、その他
●家事援助サービス
食事の支度、衣類の洗濯・補修、住宅等の掃除・整理整頓、生活必需品の買物、留守番・子守り、代筆・朗読・その他
●介助サービス
食事などの介護の手伝い、身体の清拭・洗髪、医療機関等との連絡・通院介助、外出介助、その他
●サービスの利用時間
原則として9:00〜17:00、利用は1回につき4時間以内。
日曜日・祝日・年末年始は休み
●サービスの利用料
家事援助サービス/1時間 500円
介助サービス・屋外サービス/1時間 700円
(交通費・機械燃焼費・材料費・機械使用料は実費をもらうことがあります)
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