老人クラブではつらつ人生-はつらつ人生36号
山陽町老人クラブ連合会
開通前トンネルでドッキリ!なるほど!
夜間の交通安全講習会

山陽町老人クラブ連合会では、ユニークな方法で交通安全の意識啓発に取り組んでいます。昨年12月には完成前の国道2号バイパスのトンネルを舞台に、反 射材を用いた交通安全教室を開催。一昨年9月には反射材ファッションショーを開催するなど、交通安全の意識啓発に積極的に取り組む山陽町老人クラブ連合会 の活動をご紹介します。
「前方から黒い服の人が歩いてきます。その姿が見えたら、皆さん、手を挙げて下さい!」 トンネルの暗闇の中、警察官の呼び掛けに応えて、老人クラブの皆さんが前方にじっと目をこらします。でも、しばらくたっても、だれも手を挙げる気配がありません。
「見えませんか?じゃ、ライトで照らしてみましょう」
その途端、浮かびあがった人影に、ワッというどよめきの声…。黒い服の人物は、思っていた以上に、すぐ近くまで来ていたのです。
「夜間、黒っぽい服を着て歩くことがいかに危険か、皆さん、お分かりですね?でも、明るい色の服を着たり、服に反射材をつけたりすれば、自分の存在を車の運転者にいち早く知らせることができ、事故を防ぐことができます」
昨年12月、県内初の試みとして、まだ建設工事中のトンネル、国道2号バイパス「高山トンネル」を会場にした夜間の交通安全講習会が開催されました。こ のユニークな場での講習会を企画したのは、厚狭警察署と山陽町シルバー交通安全の会連合会。「夜間の交通安全講習会」を参加者が集まりやすい日中に行おう と企画し、国土交通省や町などの協力を得て実現の運びとなったのだそうです。
この日の講習会に参加したのは、山陽町老人クラブ連合会の約50人の皆さん。
「数年前、夜間に交通安全教室をやったことがあるのですが、そのときは集まりが悪かったのです。でも、今回は昼間の開催だったので参加者が多く、また開通 前のトンネルを特別に見られたのが良かったですね」と語るのは、山陽町老人クラブ連合会副会長の森重義男さんです。「色によってあんなに見え方が違うと は、改めて驚きました。それに年をとると、一般的に反応が鈍くなるものです。私の地域では、交差点を渡ろうとして、車の突然の右折に驚いて尻もちをついて しまった人がいます。歩行者自身が気をつけるのはもちろんですが、運転者も歩行者にもっと気を配って欲しいですね」。
取材メモ
平成14年の交通事故の約50%は夜間に発生しており、歩行者や自転車利用者の方が多数亡くなられています。歩行者や自転車利用者から車が見えていても、車のドライバーからは歩行者や自転車利用者が見えていない場合もあります。明るい色の衣服を着たり、反射材を着用したり、懐中電灯を持ったりして、自分の存在をはっきり、くっきり目立たせてドライバーに知らせましょう。





