老人クラブではつらつ人生-はつらつ人生41号
宇部市老人クラブ連合会
地域の子どもたちは地域ぐるみの「見守り隊」で守っていこう!

今、全国で子どもたちが巻き込まれる悲惨な事件・事故が相次いでいます。そんな中、宇部市老人クラブ連合会では、子どもたちの安全を守ろうと、登下校時に見守ったり、地域をパトロールしたりするボランティア活動に取り組んでいます。どのように活動しているのか、取材してきました。
地域の核になって老人クラブが見守り隊を発足
老人クラブが核になって見守り隊を結成した地域もあります。その一つが新川校区の「新川っ子見守り隊」で、老人クラブ「新川連合いそじ会」が母体となって母親クラブとともに平成17年5月、新川小学校の児童と対面式を行って発足しました。「危険箇所マップ」を作成して立哨場所を選定したほか、スクールガード養成講習会にも参加。隊員の設置要綱も作成し、所定の帽子・タスキなどを身に付けて、校区内の児童・生徒の登下校を主とした見守り活動を行っています。
「やさしくあいさつを交わしたり、アドバイスするように話し掛けたりして『この人なら大丈夫』と思われる信頼関係が築けるよう心掛けています。そのためには隊員自身のきちんとした身なりやタスキなどの装具も大事です」 と大西さん。隊員は当初48人でしたが、今年度から民生委員児童委員協議会や新川ふれあい運動推進員会も加わって約80人に増えました。しかし、今春、1人で歩いていた児童が不審者の車に引っ張り込まれそうになる未遂事件が発生。児童は不審者の腕に噛みつき、近くの商店へ逃げ込んで無事でしたが、このケースのように見守り隊が増えても1人歩きの通学路をなくすことはできません。
「防犯ブザーを身に付けているか、決められている通学路を通っているか、子どもたちに自分の身は自分で守る気持ちを育てることが大事です。また、危ないことがあったら隊員に伝えるよう指導して欲しいと、見守り隊のかわら版などを通じてPTAなどにお願いしています」
取材メモ
宇部市老人クラブ連合会が取り組んでいる「見守り隊」のように、子どもたちの安全を守るため、登下校時に見守ったり、地域をパトロールしたりするボランティアの人たちのことを、国や県では「スクールガード」と呼んでいます。参加している人たちは、地域によって異なります。県内の全小学校区におけるスクールガードの組織率は、平成17年2月末現在では35%でしたが、平成18年3月現在で91%に。”地域ぐるみで子どもたちを守っていこう”という活動は今、急速に広がっています。





